英語力を保つカギは読解力①(子ども編)

こんにちは!口下手のための簡単な英会話教室、講師の大羽奈緒美です。

帰国子女の兄弟が日本に帰ってくると、

上の子は英語を覚えているのに、下の子は忘れちゃった!

なんて話を聞きませんか?
実は、この現象はあることが関係しています。
(ちなみに、この話は大人の英会話初心者の方にもつながる話です。)

英語力を保つために読解力をつける

そう、タイトルからもうピンときた方もいらっしゃるかと思いますが、「読解力の差」で英語力を保てるかそうでないかを分けます。これは、子どもにも大人にも言えることで、会話ができるだけの英語はすぐに忘れます。でも、読解力が伴っている英語力をつけた場合は、アウトプット力は衰えた後でも、英語のインプット能力は衰えにくくなります

つまり、どういうことか・・・?を、私なりに分析してみました。
・音と意味は文字を学ぶ前に結びついていることが必要
・英語を読むためには、文字の認識が必要。
・文字と音の関係が結びついていることが必要。
・音、意味、文字の3つが結びついている状態
・読解という行為は、この3つが結びついているものをフル活用する行為

音→意味→文字の3つが結びつくにはある過程が必要です。「思考」、「感情」、「イメージ」を伴って単語を習得しているかという課程です。言葉を学習するためには単なるフレーズ練習だけでなく、「思考」、「感情」、「イメージ」という作業が入っていないと言葉の定着にはなりません。つまり、読解という課程は、英語脳を作るための行為なのではないでしょうか。英語脳とは、英語を英語のまま理解する能力です。

英語を読むって子どもには苦痛?

そこで、小さなお子様がいらっしゃるおうちの方は教材を選ぶ際に、適当に選ぶのではなく、将来的に「英語を読む」という段階に持っていくことを前提に教材を見る必要があります。

しかし、おうちの方の中には、

子どもは楽しく英語に慣れてくれればよくて(あわよくばペラペラしゃべってくれればよくて)、あんまり成果を期待してないのよね。それに、「文字を読む」というお勉強っぽい要素は、英語が楽しくなくなってしまうからいいわ。

と、文字読みには消極的な方がいらっしゃいます。
しかし、ただ「話せるだけ」で読解力が伴っていないと英語は忘れてしまうのです。
私はあまり成果を求める方針ではないのですが、もしこれまでたくさんの英語の音にせっかく触れさせてきたのであれば、文字読みまでやってみる価値はあると思うのです。ただし、子どもが文字に興味を示すまではやる必要はないと思いますので、子どもに合わせて文字読みに移行できるように準備されておいてもいいと思います。

子どもが文字を読むためには、絵本の暗唱が1番

では、子どもが英語の文字を読めるようにする方法は何でしょうか?
それは、絵本の暗唱です。まずは、かけ流しや読み聞かせでたくさんの音が入った絵本を読み聞かせをします。すると、音を覚えた子どもは文、字が読めないにも関わらず、絵をヒントにしながら聞いた音を思い出して本を暗唱し始めます。次第に、絵本の文字と音の関係に気づくようになり、文字を読み始めます。実際に、我が家の娘も2歳3か月ごろから、日本語の本か英語の本に関わらず、音が完璧に入った絵本に関しては、絵を頼りに話を再現して暗唱しています。

フォニックスの落とし穴

もしかすると「よく文字読みにはフォニックスだと聞くけど…」と思われるかもしれませんが、フォニックスはもともとは英語圏の子どもが英語を読めるようにするためのものです。日本語を母国語とした子どもが、フォニックスのルールを理解して読むというのはかなり高度なことです。しかも、3歳以下の子どもであれば「理解」などは全く向いていない時期ですのでフォニックスを教えることはしてはいけません。

しかし、日本語で生活している子どもたちも効果的にフォニックスを利用できる方法があります。それは、文字読みがスタートする前に、ライミングを含んだ英語をたくさん聞いておくことです。英語圏の子どもたちは成長の過程でたくさんのライミングが含まれた歌を聞いたり、絵本を読んで育っています。そういった英語のライミングに慣れた子どもたちが、フォニックスのルールを学ぶとすぐに音と文字が結びつくのです。

こういった視点で教材を選らぶと、やみくもに教材を探さなくてよくなります。例えば、小さいころからかけておく英語の歌や絵本、そういったものが3歳以降に暗唱や歌を歌う行為に繋がるか、そしてそれらが文字を読む行為に繋がるかということです。
余談ですが、私は話題になっているディズニーの英語教材(DWE)の絵本は3歳の子が読むには、少し文字が多いと感じたので辞めました。

英語を読むとは、単に「読めること」ではなく「理解すること」

実は、この「英語を読む」というのもなかなか奥深いのです。小さい子どもの場合は「字や絵を見て発音ができる、字面が追える=読める」と思われがちですが、「英語を読める」というのは字面を追えることだけではありません

私にバイリンガル育児術を教えてくださった林智代乃先生もブログに「読解力」ついて書かれていて、分かりやすいのでぜひ読んでいただきたいです→こちら

少し、内容をお伝えすると

子どもの読解力=読書量ではない
読解力=読んだ文章からイメージし、自分の経験や知識を結びつける力
・読解力をつけるためには、どんどん本のレベルをあげるより、「読みやすい本」で瞬時にイメージする力を育てながら進めるのがよい。
ただ字面を追う「読める」と、読んで「理解する」は別物だということ

英語の絵本の読んだ量ではなく、読んで理解したかが大事です。当たり前のようですが、小さい子どもさんの場合は、英単語を見て発音しているだけで「すごい!」となってしまい、見落とされがちなポイントなのでとても納得しました。

ちなみに、林先生は「文字読みスターターセット」という教材を販売されています。この教材セットは、林先生が独自に既存の教材を組合わせ、使い方ガイドをつけて販売されているセットです。英語が苦手なおうちの方でも、ガイドどうりに教材を扱えば教材を使いこなせないということもありません。そして、教材購入後も林先生に質問ができたりと、アフターサポートも充実されていますので安心してご利用いただけるかと思います。林智代乃先生の教材はこちら

実は、これらの要素は大人になってから英語を勉強する上でも大事なポイントなので、引用させていただきました。

長くなったので大人の方の読解力については、次回「英語力を保つカギは読解力②(大人編)に書きます。

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