②英語が話せない人に共通すること「英語は流暢に発音が良く話せないといけない」

口下手のための簡単な英会話教室、講師の大羽奈緒美です。

英語を話せる人って、ペラペラで発音もキレイですよね?

そうとは限りません。
もちろん、流暢さ(ペラペラ具合)と発音の良さで伝わりやすさは変わります。流暢さというのは実践量に比例するので、英語を話すことに慣れてきたら自然に身に付きます。発音に関しては、必ずしもキレイな発音が必須かというと疑問に感じます。

私がアメリカで出会った日本人の方々

というのも、私が留学先で知り合った中高年の方々の英語は、ほとんど「流暢ではあるもののバリバリの日本語なまりの英語」だったからです。それでも、グリーン権を獲得し、ビジネスを成立させ、現地の人からも人柄で慕われていました。

他にも「発音はそんなに気にしなくてもいい」と感じた体験があります。私が留学した先は、アメリカ合衆国のカリフォルニアでした。カリフォルニアの中でも南の方だったため、メキシコからの移民の方が多い地域でした。だから必然的にスペイン語訛りの英語を聞く機会が多かったのです。そして留学先では、インド、中国からの留学生の友人もできました。彼らの英語はインド語や中国語訛りがあって私にとっては聞きづらかったですが、ネイティブには全く問題ないようでした

確かに、日本で生活していてもアジア方面からの留学生の方が、母国語の訛りを持ちながら日本語を話していても、こちらは言っていることは理解できますし、よくわからないことは何度か聞き返したり確認することで解消できます。だから、こちらの発音の良さというのは、コミュニケーションの相手からするとそれほど問題ではないのだと感じます。

私が小学生のころは、外国人の方が話す訛りのある日本語を笑ってしまう風潮がありましたが、あれも「日本が島国で日本語しか話されない視野の狭さから感じてしまう違和感だったんだなぁ…」と、今なら分かります。アメリカ合衆国もカナダも移民の国ですから、訛りがある英語が飛び交うのは当たり前ですし、ヨーロッパやインドでは多言語が当たり前ですので、訛りがあることが「違和感」と感じることもないのだと思います。

これからの時代の英語

そして、これはもう当たり前に言われていますが、グローバル化が進み「英語でコミュニケーションをとる」ことが世界共通になっています。ということは、それぞれの母国語の訛りがある英語が当たり前に使われる時代になっています。私がまだ高校生のころは、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドというように、いわゆる「母国語が英語であるネイティブの英語が良い」という価値観がありましたが、今はもうそんな時代ではないと感じます。その証拠にTOEICのリスニングは色々な訛りの英語で発音された問題が出題されています。

余談ですが、娘と『おさるのジョージ』を見ているのですが、この番組もたくさんの訛りの英語が飛び交っていますし、登場人物の人種も様々でおもしろいのです。

英語の発音ができないとリスニング力があがらない…?

ただ、発音とリスニング能力の関係はよく言われていますのでそのことについて触れておきたいと思います。よく聞く「発音ができないと聞き取れない」説です。

これは、単語の音そのものを知らない場合はそうだと思います。しかし、「単語の音を知っている場合は可能だ」というのが私の考えです。実は、日本人が英語を聞き取れない理由というのは、言語的な特徴などもあげだすと本当にたくさんあるのです。様々な要因が絡み合って聞き取れないんだと思います。(このことはまた、別に書きます)少なくとも私自身は「発音ができない=聞き取れない」ということはありませんでした。

むしろ「発音できない音は聞けない」という知識がなかったので、根性論でCDとスクリプトの確認でひたすら聞きまくることをしながら、大学の授業で英語の音の変化の知識を勉強していました。すると、自分は正確に発音はできなくても、留学なし、TOEIC対策なしで、TOEICのリスニングは7~8割はとれるようになりました。

私がやっていたことは、

①ひたすらTOEFLのリスニング問題を聞き、聞き取れない部分をスクリプトで確認し、単語が頭に受かんで意味がとれるまでまで聞く。
②倍速にして聞き取れるまで聞く。
③通常の速度にして、細部まで意味がとれるか確認。
④最後にディクテーションで、冠詞などが落ちていないか確認

というのを、独学でやっていたので、今考えても「よくやったなぁ・・・」と思います。TOEFLは内容がアカデミックなので、ボキャブラリーや英語の1文の長さもTOEICに比べると長いです。TOEFLの勉強をしていおけば、英語力がつくので対策なしで英検準1級もTOEICのそこそこレベルくらいならとれるようになります。

だから、私自身の経験を通して、発音の美しさは伴わずにリスニング力を上げることは可能だとは思っています。ちなみに私はTOEIC対策なしで留学前に6-7割(リスニングのみ)ぐらいはいきましたし、帰国後して英語を忘れかけていても9割(リスニングのみ)は取れますので、発音とリスニングの関係は「確かにそういうこともあるが、そうとも限らない」というのが思うことです。

ただ、この勉強法はとにかく効率が悪く苦痛です!だから、結論としては、発音と同時にリスニング力を上げるというのは、次の発話にもつながりやすいので本当に効率が良いと思います。発音できないとリスニングはできない、とは思っていませんが、発音と音読から勉強を開始する方法には大賛成です。

 

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